Koji
Adachi
ピグ洗浄工事の専門家として
国内外で現場を指揮
足立 晃司Koji Adachi
工事部 部長 1994年入社
工場の安定稼働を支える
ピグ洗浄工事を実施
日本パイプラインサービスでは、主にピグ洗浄工事の計画、施工及びピグ(砲弾上に発砲しているポリウレタン製品)販売を行なっています。ピグ洗浄工事とは、配管内部に汚れや詰まりが発生する管内にピグを装填し、後方より圧力を掛け、配管内を通過させ、管内に溜まっている汚れを除去排出、以後の運転に支障がないようにする事を目的とする洗浄工事です。配管の洗浄工法は、他にも高圧洗浄等がありますが、ピグ洗浄は分割することなく、長い距離での施工が可能な為、工期短縮及びコスト削減が可能な工法としてメリットがあり、多くのユーザー様より依頼を受けています。 工場は定期的に稼働を止めて設備を分解し、メンテナンスを実施します。その際に行われる洗浄工事の内、配管内部の洗浄工事を施工します。当社が手がける施工現場は全国各地にあり、石油化学工場を中心に、食品、薬品工場などの施工を行なっています。また、施工は基本、弊社社員+協力会社でのチームで施工することが多いですが、それ以外にもスーパーバイザーとして国内外の工場でのピグ洗浄工事を指導することもあります。ピグ洗浄を専門として工事を施工している会社は少なく、その中でも当社は半世紀以上前から国内でピグを取り扱っているパイオニアです。数多くの実績を持ち、さまざまなケースに対応できるノウハウがあるのが強みで、多くのユーザーよりご依頼を頂いています。

施工は確認計画準備が9割
ニッケル鉱山に出張も
ピグ施工は対象が配管内部の為、ユーザーも事前に把握できていない事も多々あります。その為、事前の現地確認・計画・準備が仕事の9割といわれております。各現場で違う施工方法や必要機材を入念に確認及び施工方法等を熟考して現場に入ることが大切です。ユーザーより事前に伝えられた情報が、いざ施工が始まってみると全く違うという事もあります。例えば「内部に大きな詰りはありませんので……」といわれて施工を開始すると、多くの詰りがあるケースもあります。あらゆる可能性を考慮して計画準備する事が、ユーザーの要望に応える最善の方法となります。その積み重ねが自分自身の仕事スキル向上にも繋がります。
施工内容は別として、これまでの30年で印象に残っているのは、フィリピンのニッケル鉱山の現場に行った時のことです。3度、スーパーバイザーとして入ったのですが、飛行機でマニラへ飛び、そこから鉱山のある島に飛んで、さらに現場まである時はジェット機。またある時は5人乗りの小さなプロペラ機。またまたある時は車で14時間という大移動で、という具合でした。しかも道中は数か所の集落がある位で、建物が全くない野原がほとんどで、治安があまりよくないといわれている場所もあり、ずっとドキドキでした。現地に入ってからは、工場の宿泊施設に泊まっていたのですが、トイレに紙が無く、桶に水が汲んで置いてあるだけだったりした事も……。
そんなことも、今思い返せばなかなかできない面白い経験だったなと思います。

専門性が身に付く
飽きない仕事
私は学生時代のアルバイトからそのまま就職し、30年になります。2022年からは工事部長を務めていますが、今でも現場には出ています。この仕事のいいところは、一つとして同じ方法で施工する現場がなく、やっていて飽きないところです。施工対象物が同じであっても、「この間はこうしたが、次はこうしてみよう」など、より良い方法を追求していけるところが面白いです。また、ピグ洗浄工事に特化した専門的な分野なのでユーザー及び元請けである大手エンジニアリング会社などとも対等にやりとりができ、施工を客先の要望に応え納得をして頂き完工、その後も信頼して繰り返し依頼して任せて頂ける事もうれしいところです。
私が今後取り組んでいきたいのは、これまでとは違った需要の取り込みです。これまでは石油化学工場が多かったのですが、他業種、別分野のユーザーも広げていきたいと考えています。また、積み重ねてきたノウハウを一緒に現場を共にして、できる限り多くを若い人に伝えていければと思っています。
当社は少数精鋭の会社です。今できること、今やるべき事に対して自分から動ける人、どんなことにも積極的に挑戦していける人が向いています。自分次第で成長していける環境があります。ピグ洗浄は、今後も継続する仕事であり、需要のある会社だと自負しておりますので、少しでも興味があれば、詳しい話を聞きに来る価値があると確信しています。
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